高吾保護区保護司会

サポセン高幡を視察

 

 平成31年2月25日、高吾保護区保護司会(佐川町・越知町・仁淀川町)のメンバー21名が更生保護サポートセンター高幡を視察に来訪。

 高知県下でサポセン未設置の保護区は土佐保護区と高吾保護区の2カ所となり、来年度からの開設に向けて近隣のサポセンであることから準備視察となりました。随行として岡本保護観察官も同席され、高幡保護区からは壬生会長、田井センター長、牧野理事、武内事務局長が対応しました。

 まず、高吾保護区の会長からあいさつがあり、ひきつづき壬生会長がサポセン高幡の運営状況等を説明。その後、質問を受けながら、経験してきたことを踏まえ丁寧にお答えしました。

 サポセン運営の疑問や課題について相互に考える機会となりました。 

 

高幡保護区保護司会

第4期定例研修会

と企画調整会議(2月)

 

日時:平成31年2月20日(水)

   午後2時00分から 

場所:四万十町農村環境改善センター

   2階 大会議室

講師:岡本保護観察官

   近藤被害者担当官

   原被害者担当保護司

テーマ「犯罪被害者施策について」

出席:保護司18名、更生保護女性会2名   

 

 壬生会長から第4期研修の開催にあたってのあいさつの後、研修となりました。

  

 第4期定例研修は「犯罪被害者の施策について」

 最初に岡本保護観察官から研修の目的等についての概要説明のあと、本日のゲストスピーカーとして出席した被害者担当保護観察官の近藤さんから保護観察所における被害者支援制度の体制と4つの施策について、もう一人のゲストスピーカーとして被害者担当保護司の原さん(高知保護観察所から指名された2名のひとり)が被害者担当保護司の実務と経験談を話していただきました。

▽被害者担当専任保護観察官

 近藤観察官は保護観察対象者の処遇にはかかわらない犯罪被害者専任の保護観察官で、犯罪被害者担当保護司2名と連携して、専用の相談室で犯罪被害者等との連絡相談をおこない、被害者からの専用電話も設置して対応しているとのこと。

 更生保護における4つの施策として

 ①犯罪被害者等通知制度(加害者の情報が知りたい)

 ②意見等聴取制度(加害者の仮釈放・仮退院への意見を述べたい)

 ③心情等伝達制度(保護観察中の加害者に気持ちや意見を伝えたい)

 ④相談・支援(被害を受けたことによる悩みや不安を相談したい)

 があると詳しく説明されました(詳細は下記の研修テキストを)。

▽被害者担当保護司

 原保護司さんは高知保護区保護司会に所属する保護司ですが、全国107名指名された被害者担当保護司の一人。近藤さんの事務の補助とともに専門保護司としての重要な研修を受講しつつ、犯罪被害者からの相談に日々のっているとのこと。モヤモヤとした犯罪被害者支援策とフツフツとした犯罪被害者の相談のはざまで苦悩している様子でした。

 

 犯罪被害者等支援制度はそれなりに理解していましたが、被害者担当保護司という専門保護司がいることは広く認知されていないようで、はじめて知ったところでした。

 原さんから実際の実務や経験談を聞くことができ、保護司として保護観察対象者と共に犯罪被害者等にどう向き合っていけばいいのかを学ぶ機会となりました。

 研修会閉会あいさつで中嶋副会長から映画「君の笑顔に会いたくて」に犯罪被害者(かとうかずこ)の場面の紹介がありました。更生保護の一方には「犯罪被害者がいる」ということを消化不良ながら知らしめる映画となっていました。月刊更生保護の11月号(2018)の特集は「犯罪被害者等施策」です。いま一度読み返せば理解が深まると思います(編集子)

 

 

 研修会後は、出席者全員で企画調整会議に参加。会長の「業務報告(第3期定例研修以降)」のあと、田井センター長による協議が進められ、3月4月の担当者調整、企画調整保護司の増員、サポセン開所時間の変更、企画調整保護司の実費弁償の在り方等について話し合いました。

 

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1月11日(金) 

第2回 高幡ホゴちゃん釣りクラブ杯

グレ37cm級

マドカの磯で 中島敏親さん優勝

 

 第2回ホゴちゃん釣りクラブ(山田会長)杯は、興津の東磯で開催されました。

 高幡保護区の保護司、保護司OBの9名に香北保護区の福留さんも加わり、大盛況。マドカの磯、マツバエ、ゴゼの3組に抽選し決戦がはじまる。

 今回はボラやサンノジを山盛り釣ったとか。田井センター長が詳細に番外編で報告。

 2次会は「いろり」の社長室。当クラブの会長・「マムシの隆三」の話で盛り上がり盃は空を飛ぶ絶好釣だったとのことでした。

 福留さんは泊まり込みで二次会にも参加していただき、翌日のふるさと未来館で第2土曜日にのみオープンする「カフェ香月(牧野保護司・谷口保護司・中平保護司らのボランティア運営)」のモーニングにも参加しオカリナ演奏も聴いたとか。

 次回は「高知県下の全保護区にも案内する」と気合も入っていました。

 大会の成績は次のとおりです。

グレの部 

第1位 中嶋釣師(37.0cm)

※マツバエにあがった三人はサンノジとボラに囲まれ悪戦苦闘。そのなかでフットワークトとテクニックで大物をゲット。さすが副会長

第2位 瀬川釣師(35.1cm)

※足摺の名手と呼ばれる瀬川釣師はダブル受賞

第3位 中越釣師(35.0cm)

※武内釣師は中越釣師を「名人」とこれからは呼ぶそうだ。

他魚の部

第1位 瀬川釣師(サンノジ40.0cm)

 

 下戸の田井センター長が大会の速報をまとめサポセンに写真とともに掲示(下の写真) 

(左が上岡さん。池尾所長と壬生会長)
(左が上岡さん。池尾所長と壬生会長)

社明作文コンテスト」

 高知県最優秀賞

 窪川中3年 上岡さんへ

   

 ▼最優秀賞(中学校の部)

 窪川中学校3年 上岡沙那乃さん

    「最初の一歩」

 

 

 

 第68回社会を明るくする運動の一環として行われる作文コンテスト。

 高知県の中学生の部で最優秀賞を受賞した上岡さんへ、高知保護観察所の池尾所長が窪川中学校を訪問し直接、伝達しました。

 12月20日の伝達式では、上岡さんと冨永校長、保護観察所から所長ほか2名、高幡保護区保護司会から壬生会長、瀬川社明担当理事、谷口保護司、武内事務局長の4名に取材の高知新聞社、四万十ケーブルテレビの記者が加わり、校長室では狭いながらもなごやかな雰囲気で懇談が行われました。

 上岡さんはバスケットの部活や生徒会活動もしっかり行う3年生。記者のインタビューにも微笑みながら、「窪中作法」の実践者としてきりっと明るく受け答えていました。

 富永校長は「”窪中作法”は生徒が中心になって長年取り組んでいる」と説明。そのとおり校舎内で会った生徒のあいさつはみなさん立派で、私たちも元気をいただきました。

 ケーブルテレビ(11ch)の放送は来週木曜日(12/27)の予定になっています。

 

 窪川保護区管内では、窪川小学校5年生の武村☆未翔さんも優秀賞を受賞しました。作文コンテストに参加いただいた学校にはお近くの保護司が訪問し伝達いたします。

 今年の作文コンテストの応募、本当にありがとうございました。

 来年もよろしくお願いいたします。 

高幡保護区保護司会

第3期定例研修会

と企画調整会議(11月)

 

日時:平成30年11月30日(金)

   午後2時30分から 

場所:四万十町十和振興局

   2階 第1会議室

講師:岡本保護観察官

テーマ「面接について」

出席:保護司20名(内退任保護司2名)   

 

 研修に先立って、壬生会長からあいさつと第2期定例研修以降の業務報告。

 本年の社明運動の映画「君の笑顔・・」上映会や社明作文の新規参加学校の増加など積極的な取り組みの評価とともにねぎらいがありました。また、11月から新任された山田保護司を紹介し岡本保護監察官から辞令を交付していただきました。

 

 第3期定例研修は「面接について」です。

 保護観察における指導監督や補導援護は、保護司と対象者との接触を通じて実施されますがその主たるものが「面接」。その「面接」の技法を習得する研修となりました。

 面接は日常会話とは異なり「明確な目的をもった会話」です。

 良い会話・良い面接となる技法を①傾聴②受容③繰り返し④質問⑤支持・励まし⑥言い換え・要約⑦感情の反射⑧意図的な感情表現⑨明確化⑩共感的理解(基本的姿勢)の10ポイントについて説明し、演習(ロールプレイ)を行いました。

 「コミュニケーションは『メラビアンの法則』が示すように、身だしなみや表情といった視覚的要素が55%で、その次は声の大きさや話し方など聴覚要素が38%。話の内容といった言語要素は7%ですので、話の内容を高めようと力んで面接にのぞむと失敗する。『傾聴』や『受容』といった非言語要素が対象者のコミュニケーションにとって大切」と岡本保護監察官はやさしく説明するので、よく理解できました。

 高幡保護区では保護観察対象者が現在係属件数がゼロ。面接の経験もない新任保護司も多く、先輩保護司からは「実際、やってみんとわからんろうね」との声がありました。

 第3期定例研修会には、10月末で任期の切れた退任保護司も参加。研修会後に、退任保護司(山田保護司・林保護司)への感謝状を岡本保護監察官から伝達され、高幡保護区から慶弔規程による退職金と感謝の花束を贈呈しました。

 研修会後は、企画調整会議と新任者・退任者まじえての交流会(忘年会)も行われました。 

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法務大臣表彰を受けた壬生さん(後左から2人目)と松下さん(前左端)
法務大臣表彰を受けた壬生さん(後左から2人目)と松下さん(前左端)

平成30年度

高知県更生保護事業功労者顕彰式典 

 

 日時:平成30年11月14日(水)

     13:30~15:30

 場所:三翠園

 

 

 本年度の更生保護事業に携わる功労者を顕彰する式典が開催さました。

 式典は更生保護に功績のあった保護司、更生保護法人役職員、更生保護女性会員、BBS会員、協力雇用主等の方々に対する顕彰を目的とするもので、井坂四国地方更生保護委員会委員長等から法務大臣表彰をはじめ各種の表彰並びに感謝状を授与されました。

 

 高幡保護区からの出席者は壬生会長、武内事務局長、松下監事と更生保護女性会から中平会長、山岡さん、北村さんの6名です。

 表彰された高幡保護区の保護司、四万十町更生保護女性会のメンバーは次のとおりです。

 おめでとうございます。

  

▼褒章

藍綬褒章(30年春)  林☆只 さん

▼法務大臣表彰(保護司)

壬生☆直徳さん  松下☆陽子さん

▼四国地方更生保護委員会委員長感謝状(更生保護女性会員)

山岡☆玉子さん

▼高知保護観察所長表彰(保護司)

佐藤☆恵司さん  武内☆文治さん

高知保護観察所長感謝状(更生保護女性会)

北村☆幸子さん  市川☆絢子さん 

 高知保護観察所長感謝状(社明民間協力者)

四万十町農業協同組合

▼高知県保護司会連合会長表彰

武内☆繁雄さん  瀬川☆敬司さん

 

 なお、受賞者のお披露目は、第3期定期研修会後の交流会で行います。

 

 保護司会と保護司会連合会が法定組織として明記され、その職務を明確にした保護司法の改正施行から20年。更生保護法が施行され、更生保護サポートセンターが整備され始めて10年、再犯防止推進法が施行されて2年、国の再犯防止推進計画が策定されて1年と、保護司を取り巻く状況は大きく変化しているなかでの更生保護事業者顕彰式典でした。

 今月号の月刊更生保護のテーマは「保護司会の運営」。ぜひ読んでください。

 

社会を明るくする運動

作文コンテスト

高知県審査結果 

 

 

高知県”社会を明るくする運動”作文コンテストの審査結果が発表されました。

 今年度の応募者数は、県下全域から総数1,709点の応募があり、審査の結果下記の生徒の作品が優秀作品として第68回”社会を明るくする運動”中央推進委員会へ推薦されました。

 高幡保護区からは6作品(小学校5作品・中学校1作品)を県の審査会に送り、窪川中学校3年の上岡沙耶乃さんが最優秀賞を、窪川小学校5年の竹村未翔さんが優秀賞、窪川小学校6年生の若林寿紗さんが佳作に選ばれました。

 窪川中学校、窪川小学校それぞれ初めてのコンテスト参加でしたが素晴らしい結果となりました。

 最優秀賞については、後日、高知保護観察所長が窪川中学校を訪問し伝達されることになっています。

 

<小学生の部>

 最優秀賞 安芸市立伊尾木小学校6年 有澤☆和々「思いやりの心を大切に」

優秀賞 南国市立大篠小学校 6年 山﨑☆蒼彩「認め合える社会に」

優秀賞 四万十町立窪川小学校5年 竹村☆未翔「言葉の大切さ」

優秀賞 土佐市立北原小学校 6年 立野☆陽 「犯罪のない世の中にするために」

佳作  須崎市立多ノ郷小学校6年 水田☆葉月「おじいちゃんは保護司」

佳作  四万十町立窪川小学校6年 若林☆寿紗「みんなが笑顔に包まれる社会に」

佳作  宿毛市立咸陽小学校 6年 松田☆紗和「犯罪、非行のない社会をつくるために」

 

<中学校の部>

 最優秀賞 四万十町立窪川中学校3年 上岡☆沙耶乃「最初の一歩」

優秀賞 土佐市立土佐南中学校3年 明神☆陽奈子「想いを繋ぐ」

優秀賞 大月町立大槻中学校 2年 吉松☆真穂 「言葉の大切さ」

優秀賞 津野町立東津野中学校2年 岩本☆真林 「犯罪、非行のない未来」

佳作  安芸市立安芸中学校 3年 篠原☆鈴奈 「”守る”ということ」

佳作  大月町立大槻中学校 2年 清家☆月渚 「社会を明るくするために」

佳作  大月町立大槻中学校 2年 宮地☆怜臣 「明るい社会を実現するために」

 

 中央推進委員会は、高知県の優秀作品4点をはじめ全国から送られてきた入賞者の審査を行い、最優秀賞(小・中各1名)、優秀賞(小・中各3名)及び佳作(小・中各3名)を決定することになります。発表は12月ごろを予定しています。

「サポセン高幡」の案内板

  

 

 更生保護サポートセンター高幡(高幡保護区保護司会事務局)が役場東庁舎の仮事務所から四万十町農村環境改善センターに移転して2年。施設入口に、保護司会とサポセン高幡を案内する看板がこのほど完成しました。

 教育研究所・少年補導センターの案内板の支柱の反対側をお借りして設置したものです。

 農村環境改善センターには、管理責任者である「人材育成推進センター(山脇政策監)」をトップに、公設塾「じゅうく」、「四万十町教育研究所」、「四万十町少年補導センター」、「四万十町人権教育研究協議会窪川支部」など「人を育む」多くの機関か入居しています。

 施設周辺は、隣が四万十農協、向かいが窪川警察署、はす向かいが四万十町役場とJR窪川駅と多くの公共機関があります。当施設の駐車場は広く安心して駐車できます。

 立派な案内板もできましたので、お近づきのおりは、是非お立ち寄りください。 

 

高幡保護区保護司会

第2期定例研修会

と企画調整会議(9月)

 

日時:平成30年8月20日(月)

   午後1時30分から 

場所:四万十町大正振興局

   2階 大会議室

講師:岡本保護観察官

テーマ「良好・不良措置、報告書の書き方について」

出席:保護司15名   

 

 第2期定例研修は「良好・不良措置、報告書の書き方について」です。

 今回の研修のねらいは、保護観察を継続する必要がなくなったと認める場合の”良好措置”とその反対の遵守事項違反の事実が認められた場合の”不良措置”とそれらを検討するうえで重要な判断材料となる”保護観察経過報告書”。この3つの文書の書き方についてです。

 担当保護司から「保護観察の解除」の意見を主任官に申出できることなど、良好措置・不良措置の一覧表を示しながら、ポイントを踏まえた研修となりました。

 高幡保護区では保護観察対象者も少なく現在係属1件・生活環境調整1件。一度も対象者を持ったことのない保護司も多く戸惑いも感じているようでした。

 第2期定例研修は毎年参加者が少なく、対応として現役で働いている保護司への対応として夜間や土日の開催の意見も出されました。

 

 研修会のあとに、企画調整会議を開催し、サポセンの活用等について意見交換を行いました。

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「君の笑顔に会いたくて」上映会

  

日時:平成30年8月19日(日)

場所:窪川四万十会館 大ホール

主催:社会を明るくする運動

   四万十町実施委員会

    

 

 第68回社会を明るくする運動の一環として保護司をテーマにした「君の笑顔に会いたくて」上映会を行いました。

 会場の準備を朝9時から、保護司と更女の皆さんで会場準備。社明の桃太郎旗を会場入り口に張り巡らし、受付やアンケート用紙の配布、当日券の扱いなど朝10時の開演(午後は2時から)にむけた準備は万端。開場とともに多くの町民の方が来場し、入口に並んだ保護司は一人ひとりに声をかけ来場の感謝をのべていました。

 映画上映に先立ち、壬生会長から社会を明るくする運動の趣旨、保護司の役割、この映画の内容、民生児童委員さんや更生保護女性会の皆さんにチラシの配布・チケット販売の謝辞をのべ挨拶としました。

 入場者は、午前の部が170名、午後の部が80名

 アンケートの回収箱には、入場者のみなさまから173名の暖かい声が寄せられました。「素晴らしい映画に感動」「保護司の仕事を初めて知った」「隣の人にも声を掛けたらよかった」などたくさんの声援。しっかりいただきました。

 今回の上映会の第一の目的は「多機関連携で保護司の理解を深ていただくこと」

 四万十町内の100人の民生児童委員さん、57人の更生保護女性会のみなさん、保護司27人のみなさんが、多くの町民に映画のチラシを配り「町民対話」を進めていただいたことは、最大の成果です。ほんとうにご協力ありがとうございました。

 上映にあたって応援していただいた、シネマ四国の田辺さん嶋野さん感謝です。

研修視察

播磨社会復帰促進センター

 月日:7月27日~28日

 場所:兵庫県加古川市

 参加:高幡保護区保護司会17人と

   更生保護女性会8人

 

  刑務所運営の新しいかたちとして設立されたのがPFI刑務所の「社会復帰促進センター」。現在、全国に4か所の社会復帰促進センターがあります。今回は山口県の「美祢」に続く二つ目の「播磨」社会復帰促進センターを訪問しました。

 

 PFI(Private Finance Initiative)とは、公共施設の建設、維持管理、運営等を民間の資金やノウハウを活用して行う手法のです。

 権力性を有する処遇や教育や施設管理のコアな部分を国の刑務官が担い、それ以外の部分を播磨ソーシャルサポート㈱の民間SPCが担うことになっています。

 研修の流れは、民間PSCの女性広報官から「概況説明」を受けてから、作業や生活房の「所内見学」を行い、その後、当センター総務部長(国)との「質疑応答」となりました。

 当センターは収容定員1,000名の施設で①初入所の男性受刑者②日本国籍者でこくないで長期間生活経験があるもの③犯罪傾向が進んでいないこと④執行刑期が1年以上8年未満などが対象者で、全体的に収監される受刑者の数は減少しているとのこと。

 所内見学は、全員に音声受信ガイドが配られ、広報官から離れていても説明が良く聞き取れ理解が深まりました。

 

 質疑応答では、入所者の現状、PFI運営の評価や熱中症対策などについて質問され、責任者から再犯防止促進法の趣旨を踏まえ再犯者対策、円滑な社会復帰にむけた各自治体の取り組みなどについて助言ももいただきながら、PFI運営について「官民それぞれの良さを生かして運営されているが社会復帰促進センターから刑務所に異動する刑務官の職務経験をどうやって補っていくかが課題」と率直な感想も述べられました。

 

 2年に一度の県外研修のもう一つの役割は、保護司と更生保護女性会との交流と保護司相互の会員親睦です。

 今秋に任期を迎える山田保護司は、交流会の場などで保護司、更女会員にあいさつしながらこれまでを振り返り親交を深めていました。

 翌日の帰りのお楽しみは「宝塚歌劇団」の観劇です。

 ・ミュージカル『メサイア ー異聞・天草四郎ー』

花組トップスター 明日海りお  花組トップ娘役 仙名彩世

 ・ショー・スペクタキュラー『ビューティフルガーデン ー百花繚乱ー』

 おじさんには場違いかなといった心配もなく、全員華やかな世界を楽しみました。

 (A席5,500円は舞台がちょっと遠い。今度は奮発してSS席12,000円にしよう) 

 

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